ブログ

相続の準備 何からはじめる?

相続の準備は「思い」を持つことから

 

子どもも無事に巣立った。

同世代の友人が亡くなったという知らせを受けることが、年々増えてきている。

世の中の状況を見ても、ある日突然、最後の気持ちを伝えられないまま逝ってしまうことも多いようだ。

自分の亡き後も、配偶者には不自由なく暮らして欲しい。

孫が出来たら孫にも受け継がれるように、この家も大切に引き継いでもらいたい。

そのためには配偶者の次には長男に渡るように、今からしっかり取り決めておいた方が良いのかな。

しかし、何をどのように始めたらいいのか・・・

 

このように考えつつ、あと少し、もう少し後でと、相続の準備を始められないでいる方は多いと思います。

けれど、このような思いを持つことが、ご自身の相続の準備を始める第一歩です。

「自分亡きあとの家族が、仲良く幸せであるように」

つきつめてゆけば、相続の準備はこの思いが形になったものだと言えるでしょう。

 

相続の準備の方法

その1・自宅にある通帳・証券・権利証・証書類を集める

相続の準備の大部分は、一人の人の財産を「誰に、どのようにして、どれだけ」引き継いでもらうかを法律に則って決める作業です。

まずは、ご自身がどれだけの財産を持っているのかを、正確に把握することから始めましょう。

いきなり役所や銀行に行かなくても、通帳や証券、権利証など、自宅にあるものを集めてみてください。

それなりの量になると思います。

 

この段階では、まだその内容を書き出さなくても大丈夫!

まずは集めて見ましょう。

それだけでも、ご家族にとってはとても助かることなのです。

沢山ある書類の中から、通帳や権利証などの大切な書類を探す。

それは、あなたにはたやすい事でも、あなたが亡くなった悲しみに暮れているご家族にとっては、とても大変な作業なのです。

 

その2.ご家族や大切な人をひとりひとり思い浮かべる

あなたの大切な人は誰ですか?

妻や夫、子ども、孫、ご両親、兄弟姉妹。

そのような人が居ない場合には、かわいがってくれた親戚の伯父さん伯母さん、また親のように大切にしてくれたあの人。

思い出してください。

 

ご家族がいても、もしかして仲が良くなかったかもしれません。

思い出すだけで腹が立つような、相手もいるかも知れません。

 

まずは、妻や夫、そして子どもがいるなら、その人達があなたの財産を受け継ぐ人です。

ゆっくりと「誰に、どのように、どれだけ」財産を渡したいのか、考えてください。

ここでも、何も書かなくて大丈夫です。

思い浮かべることができたら、それで大丈夫。

 

何度でも見直しOK!

気持ちがはっきりしましたか?

たいていの人は、「誰に、どのように、どれだけ」の財産を渡したいのかがはっきりしてくると、気持ちがすっきりすると仰います。

そしてそれは、何度でも考え直して大丈夫です。

心が定まるまで、考えてみてください。

 

財産目録の作成・遺言書の作成の開始!

財産を「誰に、どのように、どれだけ」渡したいかが決まると、その気持ちを法律上の書類に作成してゆきます。

財産目録を作成し、遺言書で「誰に、どのように、どれだけ」渡すかを記します。

このとき、注意する大切なことがいくつかあります。

ご心配でしたら、私たち専門家にお任せください!

 

一番大切なことは「あなたが納得する相続の準備をすること」だと当事務所では考えています。

当事務所へのお問い合わせはこちらから承ります。

関連記事

ページ上部へ戻る