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9.152021
【準備OK!】相続で銀行口座の名義変更をする場合は?
銀行口座の解約・名義変更を急ぐ必要性
たいていの場合、相続財産の中に預貯金が含まれるかと思います。
そして、どのようにして預貯金の解約・名義変更をしたら良いのか、何を準備したら良いのか、不安に思われる方も多いと思います。
銀行口座の解約・名義変更には、銀行に申請してから約1~2週間の期間が掛かります。
また、銀行に提出する書類の中には、後にご説明しますが、被相続人の出生から死亡までの戸除籍謄本が必要になります。
この、戸除籍謄本の調査と銀行での手続きを合わせると、1ヶ月以上の期間が掛かってしまう可能性があります。
そうなると、生活資金を亡くなった方に頼っていた場合には、生活費の支払や引き落としの面で支障が出てくる恐れがあります。
また、葬儀費用の支払や相続税の納付に使用したい場合にも、不都合が出てきます。
ですので、相続分が確定したら、できるだけ早く預貯金の解約・名義変更の手続きをする必要があります。
そもそも相続財産がどこにどれだけあるのか判らない、と言う場合には「財産目録作成のための、財産の調べ方」をご参照ください。
解約・名義変更の手続きの段取り
- 銀行に口座名義人(被相続人)が亡くなったことの連絡をする
- 銀行が口座を凍結する
- 銀行から解約・名義変更に必要な書類の説明を受ける
- 書類を整えて提出する
- 銀行から解約・名義変更の完了の通知が来る
- 解約金・の受け取り(振込み)、名義変更した通帳の受け取り
解約・名義変更のときに必要な書類は?
解約・名義変更に必要な書類は、金融機関によって変わります。
銀行から詳しく必要書類を指示されますので、それに従って準備することになります。
たいていの場合は、次の書類が必要になります。
- 銀行指定の解約・名義変更申請書
- 被相続人の死亡から出生までの戸除籍謄本
- 相続人全員の戸除籍謄本
- 相続人全員の印鑑登録証明書
- 遺産分割協議書
- 遺言書による相続の場合には、遺言書。遺言書が自筆証書遺言・秘密証書遺言の場合には、検認済証明書
- 相続人の印鑑登録証明書と実印
準備OK!
上記の書類の中で、2と3は、原本を提出すると、返却されない場合があります。
相続関係説明図を作成している場合には、相続関係説明図を2と3の原本と共に提出することで、返却してもらえるか、提出金融機関に確かめておきましょう。
手続きに必要な書類は、銀行が分かり安く説明してくれますが、それでも書類を集めることが難しい、または時間が無いという場合もあるかと思います。
そのような場合には、専門家へのご依頼の検討を、お勧めします。