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【準備OK!】相続で銀行口座の名義変更をする場合は?

銀行口座の解約・名義変更を急ぐ必要性

たいていの場合、相続財産の中に預貯金が含まれるかと思います。

そして、どのようにして預貯金の解約・名義変更をしたら良いのか、何を準備したら良いのか、不安に思われる方も多いと思います。

 

銀行口座の解約・名義変更には、銀行に申請してから約1~2週間の期間が掛かります。

また、銀行に提出する書類の中には、後にご説明しますが、被相続人の出生から死亡までの戸除籍謄本が必要になります。

この、戸除籍謄本の調査と銀行での手続きを合わせると、1ヶ月以上の期間が掛かってしまう可能性があります。

 

そうなると、生活資金を亡くなった方に頼っていた場合には、生活費の支払や引き落としの面で支障が出てくる恐れがあります。

また、葬儀費用の支払や相続税の納付に使用したい場合にも、不都合が出てきます。

ですので、相続分が確定したら、できるだけ早く預貯金の解約・名義変更の手続きをする必要があります。

そもそも相続財産がどこにどれだけあるのか判らない、と言う場合には「財産目録作成のための、財産の調べ方」をご参照ください。

 

解約・名義変更の手続きの段取り

  1. 銀行に口座名義人(被相続人)が亡くなったことの連絡をする
  2. 銀行が口座を凍結する
  3. 銀行から解約・名義変更に必要な書類の説明を受ける
  4. 書類を整えて提出する
  5. 銀行から解約・名義変更の完了の通知が来る
  6. 解約金・の受け取り(振込み)、名義変更した通帳の受け取り

解約・名義変更のときに必要な書類は?

解約・名義変更に必要な書類は、金融機関によって変わります。

銀行から詳しく必要書類を指示されますので、それに従って準備することになります。

たいていの場合は、次の書類が必要になります。

  1. 銀行指定の解約・名義変更申請書
  2. 被相続人の死亡から出生までの戸除籍謄本
  3. 相続人全員の戸除籍謄本
  4. 相続人全員の印鑑登録証明書
  5. 遺産分割協議書
  6. 遺言書による相続の場合には、遺言書。遺言書が自筆証書遺言・秘密証書遺言の場合には、検認済証明書
  7. 相続人の印鑑登録証明書と実印

準備OK!

上記の書類の中で、2と3は、原本を提出すると、返却されない場合があります。

相続関係説明図を作成している場合には、相続関係説明図を2と3の原本と共に提出することで、返却してもらえるか、提出金融機関に確かめておきましょう。

参照:「相続関係説明図ってどんなもの?」

手続きに必要な書類は、銀行が分かり安く説明してくれますが、それでも書類を集めることが難しい、または時間が無いという場合もあるかと思います。

そのような場合には、専門家へのご依頼の検討を、お勧めします。

 

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